1959-12-07 第33回国会 参議院 決算委員会 第15号
前年度に比べて契約額が増加したのにもかかわらず承諾額が減少いたしましたのは、主として上述契約額の七割を占める輸出船舶の支払い条件が良好であったために、本行に対する資金需要が減じたこと、及びこの事情をくんで、本行の協調融資分担割合がさらに先ほど申し上げましたよよに一割引き下げられまして、六〇%となったことによるものでございます。
前年度に比べて契約額が増加したのにもかかわらず承諾額が減少いたしましたのは、主として上述契約額の七割を占める輸出船舶の支払い条件が良好であったために、本行に対する資金需要が減じたこと、及びこの事情をくんで、本行の協調融資分担割合がさらに先ほど申し上げましたよよに一割引き下げられまして、六〇%となったことによるものでございます。
これは三十一年四月、輸出船舶についての本行の協調融資分担割合を従来八対二であったものを、七対三に引き下げたことと、さらに船舶の引き渡し時までに全額入金する、いわゆるキャッシュ・ベースの取り引きの増加など、船舶の支払い条件が日本にとって好転したことがおもなる原因と言い得るのでございます。